USELESS

ARCHIVE

USELESS

雨が降っててさ、天使が舞い降りてきて翼が濡れて飛びにくいわってぼやきながら降りてきて濡れた大地に着地して見渡すんだけど誰も(人間らしい人間は)いないので舌を打ってコンビニに入ってってビニール傘を一本買って出てきて屋根の下でスマホを取り出してツイッターかなんか見てるのを見て俺は何となくその辺にあった牛丼屋に行ってメシを喰らい、出てくる頃にはさっきの天使はどこかに行ってしまってて。時間にして10分くらいだったと思う。水びたしになった羽根が落ちていたのでそれを拾って持ち帰ってスープの出汁にして飲んでみると濡れた身体はすこし温まったけどまあどちらかというとガスに感謝した